ある現場の出来事・・・・
場所:ある都市のマンション工事現場
規模:RC10階建
時期:1988年8月
状況:現場主任と怖いお兄ちゃんのお話
気象条件:夏の暑い時期 気温 30度 天候はれ
出演者
現場監督(当時は主任)年齢35歳 一部上場ゼネンコン勤務
型枠大工(スミだし職人)年齢36歳 若干気が荒い性格
型枠大工(手元クラス)25歳くらいの若い職人さん
怖いお兄ちゃん年齢45歳前後 威圧感のある○暴さん
物語はマンションの工事現場で丁度工事がスタートしたばかりです。
地盤がいいので杭工事がなく根切り終わり前日に捨てコンを打ったばかり・・
今日は天気が良く朝からす墨出しには最高の天気です。
静かな場内に主任さんと型枠大工他職人一人計3人で地墨を出してる時でした。
当敷地一杯に建物が建つ状況なので敷地北側に木造2階建てのアパートがあり、
アパートは南側に面し大きな窓がありました。
気温が上がってるのでアパートの人達、布団干しなど皆窓を開け風通しよくしていました。
バブル真っ盛りで人が居なく3人で墨出し・・・ばか棒を主任さんが持ちトランシットを
大工が覗き墨出し、通り芯を出し終わり次に柱、基礎ベース、地梁の墨出しに掛かってる時です。
木造アパートに面した通り芯及び柱、ベースなど施工図を見ながら出している時でした。
にっちゃん(主任に)!!と低い声で 熱~い~な~と声を掛けて来たが最初は気が付かなく
3回ほど声を掛けたらしい・・・ 主任は気が付き隣接してるマンションの窓から顔だけだして声を
掛けてきた人が居ましたので挨拶
《主任》
主任は工事現場に隣接住民だから丁寧に会釈 どうもお世話になります。
工事中よろしくお願いします・・・・・と挨拶
《住民》
すると住民の男性「熱~い~な~」と声を掛けながら一生懸命仕事しとるな~~ いい事だ!!!!
《主任》
忙しいからしょうがないですわ~・・・こう熱いと工事も大変です 主任手を休めず墨出ししながら釘打ち
《住民》
若いのに頑張るな~
《主任》
心の中で・・・・そんなこと言ったって仕事だから若いも年よりも関係ないだろう・・・と思いながら
いや~そんなことないです・・・人が少ないので仕方がないんです・・・・
《住民》
低い声で・・ そ~やな~ 日本の将来は明るいわ~・・・
《主任》
手を休め住民のほうに近寄り 一言 「本当に熱いですね~」エアコンはないのですか?
《住民》
今まで顔だけ出していましたが主任が近づいたので立ち上がり体全体を見えるくらいまで・・・
す す す す る と 上半身裸で・・・・上半身全体に「スミ」が入っていました汗 汗 汗
《主任》
おれ!!現場で墨出ししてるのに「スミを背負った」住民だったとは知らなかった!一瞬立ち止まり
つい工事でご迷惑を掛けています・・・・・と自然に出た それで直ぐに持ち場に帰り仕事を続けた
内心オッカナビックリ ○暴か? 焦るな~
《住民 威圧感のある○暴さんだった》
デカイ体に上半身全体に「スミイレ」 あ~熱い 熱い ・・・・・と、にちゃんあついな~と主任にこえかける
★墨の入った人は皮膚呼吸が出来ないから大変のようです
《主任》
仕事をしながら下を向き え~熱いですね・・・・ とハンマーで釘を打ちながら応える
《住民 威圧感のある○暴さん》
に~ちゃん上手いな~・・・・ 何年やってるねん・・・ その仕事!!!
《主任》
ドスの効いた声で聞いてきましたのでビックリ ビビリました・・・・ はあ~
ビビってちょっと横を向き返事をしましたので自分の手をハンマーで叩いてしまいました。
イティー!!!
《住民 威圧感のある○暴さん》
に~ちゃん ど~した サルも木から落ちるか? ふぁふぁふぁふぁふぁふぁふぁ~ 手伝うか?
《主任》
いいです 怪我したら大変だから・・・ 自分が怪我してるのに・・・
なんで○暴に気を使わなければならないのか